判例検索β > 昭和29年(し)第9号
住居侵入被告事件につきなした裁判官忌避申立却下決定に対する即時抗告棄却決定に対する特別抗告
事件番号昭和29(し)9
事件名住居侵入被告事件につきなした裁判官忌避申立却下決定に対する即時抗告棄却決定に対する特別抗告
裁判年月日昭和29年5月4日
法廷名最高裁判所第三小法廷
裁判種別決定
結果棄却
判例集等巻・号・頁刑集 第8巻5号631頁
原審裁判所名札幌高等裁判所
原審裁判年月日昭和27年11月7日
判示事項地方裁判所の一人の裁判官が刑訴第二四条により忌避申立却下の裁判をした場合とこれに対する不服申立方法
裁判要旨地裁の一人の裁判官が刑訴第二四条により忌避申立却下の裁判をしたときは、これに対する不服は同第四二九条第一項(準抗告)によりその地方裁判所に対し行うべく、同第二後条により即時抗告をなすべきものではない。
参照法条刑訴法24条,刑訴法25条,刑訴法429条
裁判日:西暦1954-05-04
情報公開日2017-10-17 14:36:05
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主 文
本件特別抗告を棄却する
理 由
本件特別抗告甲立の趣意は末尾添付の書面記載のとおりであつてこれに対し当裁判所は左のとおり判断する。
地方裁判所の一人の裁判官が忌避された場合にその裁判官が刑訴二四条によりその忌避の申立を却下する裁判をしたときは、この裁判に対する不服は同四二九条一項によりその地方裁判所にその裁判の取消を求めるべきものであつて、同二五条により即時抗告をすべきものではない。それ故これと同趣旨に出でた原決定は正当である。論旨が引用する大審院判例は本件に適切でなく、また札幌高等裁判所の判例は同四〇五条三号の判例に当るけれども、当裁判所は右判例を変更して原決定を維持するのを相当と認める。
よつて同四一〇条二項、四三四条、四二六条一項により裁判官全員一致の意見で主文のとおり決定する。
昭和二九年五月四日
最高裁判所第三小法廷
裁判長裁判官 井 上 登 裁判官 島 保 裁判官 河 村 又 介 裁判官 小 林 俊 三 裁判官 本 村 善 太 郎
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