判例検索β > 平成29年(ワ)第27741号
損害賠償請求事件 著作権 民事訴訟
事件番号平成29(ワ)27741
事件名損害賠償請求事件
裁判年月日平成31年2月28日
法廷名東京地方裁判所
裁判日:西暦2019-02-28
情報公開日2019-04-11 12:00:33
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平成31年2月28日判決言渡

同日原本領収

平成29年(ワ)第27741号

損害賠償請求事件

口頭弁論終結日

裁判所書記官

平成30年11月29日
判決原告
グランドキャニオンエンタテインメント株式会社

同訴訟代理人弁護士

被山
株式会社オンリー・ハーツ

告口
同訴訟代理人弁護士

内藤同三島陽主郎篤可織文1
原告の請求を棄却する。

2一
訴訟費用は原告の負担とする。
事実及び理由

第1請求
被告は,原告に対し,400万円及びこれに対する平成29年1月14日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。
第2事案の概要
本件は,原告が,自ら制作した別紙・タイプフェイス目録1及び2記載の各タイプフェイス(以下本件タイプフェイスという。
)につき著作権を有するとこ
ろ,被告において配給上映した映画の予告編やパンフレット,ポスター,ポスト
カード,
Tシャツ等に本件タイプフェイスの一部の文字を無断で利用したことが,上記著作権(支分権としては複製権の主張と解される。
)の侵害に当たると主張
して,被告に対し,不法行為に基づく損害賠償金400万円(966万2000円の一部請求)
及びこれに対する不法行為後の平成29年1月14日から支払済
みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。1前提事実(証拠等を掲げた事実以外は,当事者間に争いがない。なお,枝番号の記載を省略したものは,枝番号を含む(以下同様))



当事者等

原告は,
広告制作やグラフィックデザイン等を業務とする株式会社である。

被告は,映画の製作・配給,DVD販売等を主な業務とする株式会社である。被告は,映画ジギー・スターダスト-ZiggyAndTheSpidersFromStardustMars-(以下本件映画という。
)を日本国内の各所にて配給上映している。

訴外A(以下Aという。
)は,本件映画の予告編及び販促物等で本件タ
イプフェイスを利用したデザインを担当したデザイナーである。



被告による本件タイプフェイスの利用
被告は,昭和48年(1973年)にイギリスで製作されたデヴィッド・ボ
ウイ出演の映画
ZiggyersFromStardustAndTheSpidMarsに,新たに歌詞字幕を加えるなどして本件映画
を製作し,
平成29年1月14日から日本国内の映画館で配給上映をするに至った。その際,少なくとも,本件映画のパンフレット,本件映画の予告編,公式ウェブページ,ポストカード,ポスター,Tシャツにつき,本件映画のタイ
トルや主演者の名前等において,本件タイプフェイスのうち,別紙・タイプフェイス対比表(以下対比表という。
)の本件タイプフェイス欄各記載の
文字を利用した。
(甲1,5~9)

本件タイプフェイスを表示するためのフォントファイルの流通等

本件タイプフェイスを表示するためのフォントファイル(以下本件フォントという。は,
)訴外デザインエクスチェンジ株式会社
(以下
DEX社
という。
)の販売するデザイナーズフォント・01[フォントロム](以下フォントロムという。
)に収録され,流通していた(甲2)
。なお,原告
は,
平成14年2月1日付でDEX社と本件フォントのデータ提供に関する基本契約を締結した(甲12)


フォントロムに同封されたソフトウェアライセンス契約書には,同書面記載の制限事項及び禁止事項に該当する場合を除き,フォントロムに収録された素材を利用することができる旨が記載され,
上記制限事項として,
素材をポストカード,カレンダー,シール等,商品の主要な部分で利用すること及び素材を特定企業の商品およびサービス,キャンペーンを象徴するイメージ……に利用すること等が掲げられている。(甲3)


本件フォントは,フォントロムの他,訴外株式会社デジタローグ社(以下デジタローグ社という。
)が平成11年(1999年)頃に発売したCD
-ROM
fontpavilion08INTERFERON-γ

(以下フォントパビリオンという。
)にも収録されていた。
(乙1)

フォントパビリオンには,フォントの使用に関する注意事項が記載されたReadmeファイルが記録されており,同ファイルには本CD-ROMを使用して作成された作品の配付,販売,メディアへの掲載にあたっては,それぞれのフォントに付属する説明書をお読み下さいと記載されており,本件フォントに関する説明書であるreadmeカタカナ・INTERCEPTORインターセプター使用上の注意(乙

ALPHABET

3)には,
フォントのご使用にあたって使用の制限はとくにありませんが,メディアでの使用,掲載,ロゴタイプ等での使用の際には事前にお知らせくださることを希望しますと記載されている。(乙2,3)
2争点


本件タイプフェイスの著作物性の有無(争点1)



本件タイプフェイスの著作者(争点2)


ライセンス(利用許諾)の抗弁の成否(争点3)



被告の故意ないし過失の有無(争点4)



原告の損害(争点5)

3争点に関する当事者の主張


争点1(本件タイプフェイスの著作物性の有無)について
[原告の主張]

本件タイプフェイスが著作物性を有するかどうかの判断をするにあたっ
ては,
タイプフェイスがそれぞれの文字相互に統一感を持たせるように大きさや太さをデザインしているものであるから,個々の文字をそれぞれ独立に見て判断するべきではない。


本件タイプフェイスに著作物性が認められるかどうかについては,本件タイプフェイスがどのようなコンセプトを元にデザインされたものかを考慮しなければならない。


本件タイプフェイスのうち,

ッなどの文字は,2つの点を繋いで
1本の曲がったラインで表現することにより文字の流れを演出しているものであって,
このような表現方法を使用している点で美的創作性を感得でき
る。
本件タイプフェイスのうちスについては,構成するラインを水平及び垂直に交わるように組み立てをし(
コに2画目を付けたものでない)
,全

体を20度傾けることでカタカナのスであることがよく分かる構造となっている。この点でも美的創作性を感得できるものである。
本件タイプフェイスのうち,その他の文字については,線が交わる部分を曲線にする手法,及び横画に細い線,縦画に太い線を用いるという手法を巧みに組み合わせて全体の統一感を持たせたうえで美的創作性を生じさせた
ものである。
これらのことからも分かるように,本件タイプフェイスは,従来ある書体をベースとしてアレンジを加えて制作されたものではなく,それぞれの文字の形から原告の独創的なアイデアを加えて従来ある書体とは一線を画する顕著な特徴を有するものとして創作されたものであり,本件タイプフェイス自体が美術鑑賞の対象となり得る美的特性を備えている。
したがって,本件タイプフェイスには著作物性が認められる。

[被告の主張]

原告は,著作物性の判断において,被告が利用していない文字を考慮すべきであると主張する。しかし,複製権侵害の成否は,複製された部分についての著作物性の有無によって判断すべきであり,被告により複製されなかった部分の著作物性は,複製権侵害の成否には影響しない。特に,タイプフェ
イスは,文字を選択し,並べ替えて利用することが想定されており,もともと各文字が可分なものとして制作されているから,文字ごとに著作物性を判断すべきであり,
ある文字の著作物性に他の文字の著作物性が影響すると考
えるべきではない。

また,原告は,
本件タイプフェイスに著作物性が認められるかどうかについては,本件タイプフェイスがどのようなコンセプトを元にデザインされたものかを考慮しなければならないと主張するが,最高裁のいうそれ自体が美術鑑賞の対象となり得る美的特性の基準からすれば,そこで判断されるべきは,当該タイプフェイスの表現部分,すなわちデザイン要素においてそれ自体が美術鑑賞の対象となり得る美的特性があるかないかであっ
て,そうした判断においてまさにアイデアそのものであるコンセプトを考慮に入れることは,矛盾以外の何物でもないというべきである。ウ
原告は,
本件タイプフェイスのうち被告が利用した各文字が美的創作性を
有することを主張するが,上記各文字については,対比表のとおり,類似す
る書体が存在し,
いずれも従来の印刷用書体に比して顕著な特徴を有すると
いった独創性を備えているとはいえない。また,それ自体が美術鑑賞の対象となり得る美的特性を備えてもいない。


争点2(本件タイプフェイスの著作者)について
[原告の主張]
本件タイプフェイスは,原告代表者が一つ一つの文字をデザインし,直線と曲線の組み合わせや全体のバランスに配慮してそれぞれ細かな座標の数値に
落とし込む作業を行った結果完成したものであって,平成12年頃,原告により制作されたものであるから,その著作者は原告である。
[被告の主張]
争う。
原告から本件タイプフェイスを創作したことを示す証拠は提出されていない。



争点3(ライセンス(利用許諾)の抗弁の成否)について
[被告の主張]

本件フォントは,フォントロムの他,デジタローグ社が1999年頃に発売したフォントパビリオンにも収録されている。Aは,フォントパビリオンを購入し,これを利用して本件フォントを自らのPCにインストールし,本
件フォントを使用した。
なお,
フォントパビリオンは購入から10数年が経過したものであることから,Aはフォントパビリオンの所在を失念していたが,本件訴訟が提起されて以降,心当たりのある場所の捜索を続けていたところ,この度発見したものである。


フォントパビリオンには,フォントの使用に関する注意事項が記載されたファイルが記録されており,同ファイルには本CD-ROMを使用して作成された作品の配付,販売,メディアへの掲載にあたっては,それぞれのフォントに付属する説明書をお読み下さいと記載されており,本件フォント
に関する説明書には
フォントのご使用にあたって使用の制限はとくにありませんが,メディアでの使用,掲載,ロゴタイプ等での使用の際には事前にお知らせくださることを希望しますと記載されているのみで,本件フォントの商品等における使用を制限又は禁止する旨は記載されていない。したがって,被告による本件フォントの使用は,デジタローグ社及び原告が定めたフォントパビリオン及び本件フォントの使用条件の範囲内であることは明らかである。

[原告の主張]
被告の主張するような,Aがフォントパビリオンを購入して本件フォントを入手して本件映画の販促物等に使用した,という点は,従前の被告側の対応全体からすれば極めて疑わしいものである。単純に,Aがフォントパビリオンを購入したことを忘れていた,ということだけで説明がつくものではない。
このことからすれば,
本件フォントがたまたま収録されていたフォントパビ
リオンの存在に気づいた被告が,本件フォントの出所をフォントロムではなくフォントパビリオンだったという筋書きにして主張を組み立てていると言わざるを得ないところである。


争点4(被告の故意ないし過失の有無)
[原告の主張]
被告は,
映画の製作配給,

DVD販売等を主な業務とする株式会社であり,
このようなコンテンツビジネスを主たる業務をしていることから,著作権についての権利意識も強く有している。このことからすると,被告は,本件映画の
販促物等においてまさに本件映画のタイトル等,最も大事な部分に利用されている本件タイプフェイスについて,適法な利用に当たるかどうかを確認すべき注意義務を負う,というべきである。
被告は,遅くとも平成29年1月10日,原告代表者からのメールでの指摘で,
本件タイプフェイスの利用が原告の権利侵害行為に当たるおそれについて
は認識していたものであるが,それよりも前に,被告が本件映画の販促物等のデザインの成果物(製作過程のものと完成品とを問わず)に本件タイプフェイスが利用されていることをAから提示された時点で,本件タイプフェイスの利用が適法なものかどうかを確認すべきであった。
結局,被告は,そのような確認を一切怠っていたものであるから,原告の権利侵害について著しい過失がある。
[被告の主張]

否認する。


争点5(原告の損害)について
[原告の主張]
被告の行為によって,
原告には以下の合計966万2000円の損害が生じ

ている。

本件タイプフェイスの被告の利用形態は,ブランドロゴタイプ用制定書体のデザインによる成果物の利用に該当する。ブランドロゴタイプ用制定書体とは企業やブランド,作品等専用に制作されたタイプフェイスを指す。ブランドロゴタイプ用制定書体のデザインにおいては,全体の構想を検討する①クリエイティブディレクション費用,②カンプ(見本・下書き)作成費用,
最終的な完成品を作成する③デザイン費用がそれぞれかかり,金額はそれぞれ少なくとも①40万円,②6000円,③1字あたり6万円が適正な制作費用と考えられる。
本件タイプフェイスは,アルファベット(大文字・小文字)各26字,数字(0~9)10字,カタカナ80字,記号11字の合計127字が制作の
対象であり,適正な制作費用の総額は878万2000円であるといえる。イ
また,本件タイプフェイスの被告の利用形態は,キャンペーンロゴ制作及び商品名ロゴタイプ制作にも該当し,それぞれの適正な制作費用(クリエイティブディレクション費用,カンプ作成費用,デザイン費用)は,前者について44万円,後者について44万円である。


上記ア及びイは,
公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会策定のデ
ザイン料金表(甲11)に基づくものであり,本件タイプフェイスに関する著作権の行使につき受けるべき金銭の額に相当する(著作権法114条3項)被告が,

本件タイプフェイスを本件映画に利用することは,
本来原告に
対して上記対価を支払わなければ実現できないことであり,したがって原告に生じた損害としては上記ア及びイの金額に相当するといえ,合計966万
2000円である。
[被告の主張]
否認ないし争う。
第3当裁判所の判断
1争点1(本件タイプフェイスの著作物性の有無)について


著作権法2条1項1号は,
思想又は感情を創作的に表現したものであって,文芸,学術,美術又は音楽の範囲に属するものを著作物と定めるところ,印刷用書体がここにいう著作物に該当するというためには,それが従来の印刷用書体に比して顕著な特徴を有するといった独創性を備えることが必要であり,かつ,
それ自体が美術鑑賞の対象となり得る美的特性を備えていなければなら
ないと解するのが相当である(最高裁判所平成10年(受)第332号平成12年9月7日第一小法廷判決・民集54巻7号2481頁)



そこで,本件タイプフェイスにつき検討する。
この点,原告は,本件タイプフェイスが著作物性を有するかどうかの判断を
するにあたっては,
タイプフェイスがそれぞれの文字相互に統一感を持たせる
ように大きさや太さをデザインしているものであるから,個々の文字をそれぞれ独立に見て判断するべきではない旨を主張する。しかしながら,複製権等の侵害の成否は,
現に複製等がされた部分に係る著作物性の有無によって判断す
べきであること,
タイプフェイスは各文字が可分なものとして制作されている

ことからすれば,被告により現に利用された文字につき著作物性を判断するのが相当である。したがって,以下では本件タイプフェイスのうち,被告により利用された文字に限って判断する。

対比表記載の本件タイプフェイス以外の各タイプフェイス(以下対比タイプフェイスという。)欄の括弧内に記載された各証拠及び弁論の全趣旨
によれば,
対比タイプフェイス欄に記載された制作年に対比タイプフェイス
がそれぞれ制作されたことが認められるところ,原告の主張に係る本件タイ
プフェイスの制作年である平成12年(2000年)までに制作された対比タイプフェイスに限って対比した場合においても,被告により使用された文字のうち,
シッ

,及びギ






ボに
おける濁点゛の部分(以下,単に濁点という。)以外の文字については,本件タイプフェイスに類似する対比タイプフェイスの存在が認められ,
本件タイプフェイスの制作時以前から存在する各タイプフェイスのデザインから大きく外れるものとは認めがたい。

他方,本件タイプフェイスにおけるシッ

,及び濁点の各文字につい
ては,2つの点をアルファベットのUの字に繋げた形状にしている点において従来のタイプフェイスにはない特徴を一応有しているということは
できる。しかしながら,2つの点が繋げられた形状のタイプフェイス(CLEAR

KANATYPE(乙17,97)及び曲水M(乙15)
)の存在を

考慮すれば,
顕著な特徴を有するといった独創性を備えているとまでは認め
がたい。

以上からすれば,本件タイプフェイスが,前記の独創性を備えているということはできないし,また,それ自体が美術鑑賞の対象となり得る美的特性を備えているということもできないから,著作物に当たると認めることはできない。


これに対し,原告は,①本件タイプフェイスのうち,シ
ッなどの文字
は,
2つの点を繋いで1本の曲がったラインで表現することにより文字の流れを演出しているものであること,②スについては,構成するラインを水平及び垂直に交わるように組み立てをし,全体を20度傾けることでカタカナのスであることがよく分かる構造となっていること,③その他の文字については,線が交わる部分を曲線にする手法,及び横画に細い線,縦画に太い線を用いるという手法を巧みに組み合わせて全体の統一感を持たせたこと等を主張する。

しかしながら,①の点については,前記のとおり,従来のタイプフェイスに比して,
顕著な特徴を有するといった独創性を備えているという評価にまで至るものではない。また,②の点については,構成するラインを水平及び垂直に交わるように組み立てたものとしてMOULDISM

Katakana(乙

14,102)
,全体を20度傾けたものとしてOVERLOADER(乙1

4,28の2)等の対比フォントが存在し,さらに③の点については,Technopolish(乙14,57)及びHappy

Frame(乙14,7

2)等の対比フォントが存在することを考慮すれば,上記各点をもって本件タイプフェイスが,
従来のタイプフェイスに比して特徴を有するとは認められな
い。

以上からすれば,原告の各主張は,本件タイプフェイスの著作権の有無に係る前記⑵の判断を左右するものではない。
2争点3(ライセンス(利用許諾)の抗弁の成否)について
上記1のとおり,本件タイプフェイスの著作物性が否定される以上,その余の点を判断するまでもなく,原告の請求には理由がない。もっとも,本件訴訟の審理経過,各当事者の主張立証の状況等に鑑み,争点3(ライセンス(利用許諾)の抗弁の成否)についても判断を示すこととする。


認定事実
後掲各証拠及び弁論の全趣旨によると,次の各事実が認められる。

Aによる本件フォントの入手の経緯等
平成11年ころ,Aは,デジタローグ社のギャラリーで開催されていたFONTWORLDEXPO’99を訪れた際に,フォントパビリ
オン等が紹介されたパンフレットを入手した。
(乙5,9,A証人)
その後,Aは,
(住所省略)か(住所省略)の電気店でフォントパビリオ
ン(乙1)を購入し,平成13年後半か平成14年ころに購入したパワーマックG4(以下G4という。
)に,フォントパビリオンから本件フォ

ントをインストールした。
(乙4~7,A証人)
フォントパビリオンには,前記第2の1⑶エのとおり,フォントの使用に関する注意事項が記載されたファイルが記録されており,同ファイルには本CD-ROMを使用して作成された作品の配付,販売,メディアへの掲載にあたっては,それぞれのフォントに付属する説明書をお読み下さいと記載され,本件フォントに関する説明書のファイルにはフォントのご使用にあたって使用の制限はとくにありませんが,メディアでの使用,掲載,ロゴタイプ等での使用の際には事前にお知らせくださることを希望しますと記載されている。(乙1~3)

フォントロムの販売
原告は,前記第2の1⑶アのとおり,平成14年2月1日付でDEX社と本件フォントのデータ提供に関する基本契約を締結し,これを受けて,本件フォントを収録したフォントロムがDEX社から販売された。


本件パンフレット等の制作
被告は,平成29年1月14日から,本件映画の配給上演を行った。
それに先立ち,Aは,被告から本件映画のパンフレット,Tシャツその他の商品等(以下本件パンフレット等という。
)の制作を依頼され,上記ア
のとおりG4にインストールしていた本件フォントを使用して,
本件パン
フレット等を制作した。
(乙4,5,A証人)

本件提訴前後の経緯
平成29年1月10日,原告代表者が,被告に対し,本件映画のポスターやWEBサイトに本件タイプフェイスが利用されている旨を指摘し,

即刻使用を停止していただき,これまでの不正使用に対する対価をお支払いください。

等と記載したメールを送信した。(甲10,19の1)
被告代表者は上記メールをAに転送し,
Aに対しフォント使用について
のユーザー登録証の有無を尋ねた。Aはあるかもしれないが,ないかもしれない旨を回答し,自らの事務所内にフォントロムのパッケージがないか探したが見つからなかった。
(A証人)
平成29年1月11日,
被告代表者は,
原告代表者に対し,
デザイナーに確認しましたところ,著作権が発生するとは知らずに使用したとのことで戸惑っている旨を記載したメールを返信した。(甲10,19の3)
その後,当初は原告代表者・被告代表者間で協議がなされていたが,被告代理人が就き,
平成29年2月3日付けでライセンス契約違反や著作権
侵害に該当しない旨等を内容とする被告代理人作成名義の連絡文書が原告代表者に送付された。それ以降,同月20日までに被告代理人から原告
代表者に宛てて送付された連絡文書及び送信されたメールのいずれにおいても,
被告による本件タイプフェイスの利用はフォントロムに同封され
たライセンス契約書に記載された制限事項に該当しない旨が記載されていた。
(甲19の10ないし18)
平成29年8月16日,原告は本件訴訟を提起した。
(顕著な事実)

A
程度経過した頃,再び被告代表者から連絡を受けて,本件フォントのインストール元の媒体を探すよう依頼され,事務所ではなく実家を探したところ,
実家の本棚にあった古いパソコンのソフトウェアの箱の中に保管されA証

人)
平成30年3月9日の第4回弁論準備手続期日において,被告が,Aにより使用された本件フォントは,フォントロムからインストールしたものではなく,フォントパビリオンからインストールしたものである旨を主張し,これに沿う証拠を提出するに至った。
(顕著な事実)

検討

上記⑴ア及びウで認定したとおり,Aは,自らフォントパビリオンを正規に購入し,これに収録されていた本件フォントを使用して,本件パンフレット等を制作したものであり,フォントパビリオン内に記録された本件フォントに係る説明書のファイルには使用の制限はとくにありませんと明記されていたことからすれば,フォントパビリオンを正規に購入した者が,本件フォントにより表示される本件タイプフェイスを利用することは何ら制限
されていなかったものということができる。
したがって,被告がデザイナーであるAを通じてした本件タイプフェイスの利用は,本件タイプフェイスの制作者が許諾した範囲内の行為であって,ライセンスの抗弁が成立するものと認めるのが相当である。

これに対し,原告は,Aがフォントパビリオンの購入により本件フォントを入手して本件映画の販促物等に使用した,という点は,従前の被告側の対応全体からすれば極めて疑わしいものである旨を主張し,A証人の陳述及び証人尋問における証言(以下,併せてAの供述等という。
)の信用性を論
難する。

しかしながら,Aの供述等は,フォントパビリオン(乙1)及びこれに係るパンフレット(乙9)等の客観的な証拠と符合するものであり,一方,本件訴訟提起後にAがフォントパビリオンと上記パンフレットを入手できた具体的な可能性を首肯するに足りる証拠及び事情は見当たらない。また,
本件パンフレット等の制作で本件フォントが使用された時期とAが
フォントパビリオンを購入した時期として主張する時期との間には10数年以上が経過していることからすれば,Aの供述等の内容に曖昧な部分等があったとしても不自然不合理とはまでは言い難い。
さらに,被告側が,原告代表者から通知を受けて以降,本件フォントのインストール元がフォントロムであることを争う趣旨の主張を一切せず,本件の第4回弁論準備手続期日になって,初めてインストール元がフォントパビリオンである旨を主張し,これに沿う証拠を提出してきたという経過についても,実際に本件フォントを使用したAの記憶が曖昧な状況下において,本件フォントのインストール元に係る原告主張を前提としても防御可能であるとの認識の下で反論を行ってきたが,本件訴訟手続の中で主張・証拠の整理が進み,更に踏み込んだ調査を行った結果,上記原告主張を反駁するに足
るだけの証拠を漸く発見し,これに基づき反論を行ったものと理解することは,
(かかる訴訟前の交渉経過及び訴訟経過をたどったことの当否は措くとして,
)不合理とまでは言い難い。
以上の諸点を総合考慮すれば,Aの供述等の信用性は減殺されず,原告の上記主張は,
ライセンスの抗弁の成立に係る上記アの結論を左右するもので

はない。
3結論
以上のとおり,その余の点について判断するまでもなく,原告の請求には理由がないから,これを棄却することとして,主文のとおり判決する。東京地方裁判所民事第47部

裁判長裁判官

沖中康人
裁判官

横山真通
裁判官

奥俊彦
別紙・タイプフェイス目録
1INTERCEPTER-KATAKANA

2INTERCEPTER-ALPHABET

別紙・タイプフェイス対比表
<ア>
本件タイプフェイマリンバ(乙15)G2サンセリフ(乙TBかなバンク/1998(乙15)
ドーナツショップ078MKSD(乙14)/2002Medium(乙52)

16)

BREAKOUTU(乙

/1996(乙89)


16)
/2012
(乙90)

Ayaka(乙14)/PHANTOMK(乙

Con-AL2004(乙68)

Bold乙14)

/2005

14)/2000(乙28
の2、乙73)

(乙53)

<イ、ィ>
マリンバ(乙15)ジェントル(乙15)

本件タイプフェイス

/1998(乙15)

/1998(乙15)

ビッグボックスドーナツショップTechnopolish(乙CAMELOPENKT(乙15)/1998(乙14)
/2002乙14)

/1998
(乙57)(乙14)
/2006
(乙
(乙15)

52)

HappyFrame(乙CONTROLLER-

66)

OVERLOADER

PHANTOMK(乙

14)
/2000
(乙72)demo(乙14)/(乙14)/200014)/2000(乙282000(乙28の2)(乙28の2)

DanceMixN(乙
14)
/1999
(乙75)

の2、乙73)

<ウ>
本件タイプフェイジェントル
(乙15)マリンバ(乙15)Technopolish(乙
/1998(乙15)


CAMEL

/1998(乙15)

OPENHappyFrame(乙CONTROLLER-

14)
/1998
(乙57)

PHANTOMK(乙

KT
(乙14)
/200614)
/2000
(乙72)demo(乙14)/14)/2000(乙28
(乙66)

2000(乙28の2)の2、乙73)

<オ>
本件タイプフェイPeaCan(乙14)/Stampy_K
(乙14)DanceMixN(乙

OVERLOADER
(乙14)/2000
(乙28の2)

2001(乙59)

/2002(乙65)

14)
/1999
(乙75)

Cocoon(乙14)/Vifam(乙14)/AstroN(乙14)/2002(乙74)

1998(乙77)

1998(乙80)

<カ>
ウインクス
本件タイプフェイL10+JTCウインウイング(乙15)ジェントル(乙15)S10
(乙16)
/1993/1998(乙15)


/1998(乙15)

(乙91)

CAMEL

OPEN

KT
(乙14)
/2006
(乙66)

CHAPE01KT(乙
14)
/2006
(乙67)

<ギ>
本件タイプフェイドーナツショップCAMEL

(乙14)
/2002乙KT

(乙14)
/20062004(乙68)
52)

CONTROLLER-

OPENAyaka(乙14)/

(乙66)

OVERLOADER

demo(乙14)/(乙14)
/2000乙

2000(乙28の2)28の2)

<シ、ジ>
ワンピース
(乙18)
本件タイプフェイス

/2003(乙18)

カタカナランナー
(乙17)
/2001
(乙
95)

CoilKtb(乙14)Stampy_K(乙14)
/2002(乙78)

/2002(乙65)

<ス>
078MKSD本件タイプフェイMediumCon-ALNo.019(乙14)/Stampy_K(乙14)ス
Bold乙14)

/20052004(乙60)

/2002(乙65)

(乙53)

MOULDISM

OVERLOADER

PHANTOMK(乙

Katakana(乙14)(乙14)
/2000乙14)/2000(乙28

/1999(乙102)

28の2)

の2、乙73)

Cocoon(乙14)/
2002(乙74)

<タ、ダ>
ドーナツショップLovelyCapsule
(乙

本件タイプフェイス

(乙14)/200214)
/1999
(乙56)
(乙52)

No.019(乙14)/CAMEL
2004(乙60)

OPENHappyFrame(乙OVERLOADER

KT
(乙14)
/200614)
/2000
(乙72)(乙14)
/2000
(乙
(乙66)

28の2)

CONTROLLERdemo(乙14)/
2000(乙28の2)

<ッ>
本件タイプフェイ

ワンピース
(乙18)
/2003(乙18)

カタカナランナーCoilKtb(乙14)/
(乙17)/20012002(乙78)
(乙95)

Stampy_K
(乙14)
/2002(乙65)

<デ>
本件タイプフェイ

ドーナツショップCIRCLE20_KANACAMELOPENKT(乙14)
/2002乙(乙14)

/2006乙(乙14)

/2006
(乙
52)

55)

66)

<ト、ド>
Technopolish(乙Stampy_K(乙14)

本件タイプフェイス

14)
/1998
(乙57)/2002(乙65)

HappyFrame(乙PHANTOMK(乙Cocoon(乙14)/DanceMixN(乙14)
/2000
(乙72)14)/2000(乙282002(乙74)
の2、乙73)

Vifam(乙14)/SUMMERCAMP1998(乙77)
Katakana(乙14)
/1998(乙82)

TA-探偵団(乙16)
/2015(乙16)

14)
/1999
(乙75)

<ネ>
本件タイプフェイドーナツショップ078MKSDス

(乙14)
/2002乙Medium

52)

Con-AL/2002(乙65)

Bold(乙14)/
2005(乙53)

HappyFrame(乙CONTROLLER-

PHANTOMK(乙

14)
/2000
(乙72)demo(乙14)/14)/2000(乙28
2000(乙28の2)の2、乙73)

Stampy_K(乙14)

<バ>
本件タイプフェイウインクススクウェア
(乙15)フィールド(乙15)
L10+JTCウイン/1998(乙15)


/1998(乙15)

S10
(乙16)
/1993
(乙91)

グランプリ
(乙15)ビッグボックス
(乙ジェントル
(乙15)マリンバ
(乙15)
/
/1998(乙15)

CAMEL

15)
/1998
(乙15)/1998(乙15)

OPENOVERLOADER

KT
(乙14)
/2006(乙14)
/2000乙

(乙66)

28の2)

1998(乙15)

DanceMixN(乙Vifam(乙14)/
14)
/1999
(乙75)1998(乙77)

<ブ>
本件タイプフェイCAMEL

OPENCONTROLLER-

OVERLOADER

KT
(乙14)
/2006demo(乙14)/(乙14)
/2000
(乙
(乙66)

2000(乙28の2)28の2)

Vifam(乙14)/マリンバ(乙15)
1998(乙77)

/1998(乙15)

<ベ、ペ>
ドーナツショップTeacher_K
(乙14)RADIODEPT(乙
本件タイプフェイ

(乙14)
/2002乙/2001(乙54)

52)

HappyFrame(乙DanceMixN(乙
14)
/2000
(乙72)14)
/1999
(乙75)

14)
/1998
(乙61)

<ボ>
本件タイプフェイStampy_K(乙14)Cocoon(乙14)/DanceMixN(乙ス
/2002(乙65)

2002(乙74)

ブラッコロン・カカタカナナンバーワイヤーカタカナ
タカナ(乙17)/ツー
(乙17)
/2001(乙17)/2001
2003(乙98)

(乙92)

(乙96)

14)
/1999
(乙75)

<ム>
本件タイプフェイドーナツショップTeacher_K
(乙14)HappyFrame(乙

(乙14)
/2002乙/2001(乙54)


14)
/2000
(乙72)

52)

OVERLOADER

DanceMixN(乙ジェントル
(乙15)マリンバ
(乙15)
/

(乙14)/200014)
/1999
(乙75)/1998(乙15)
(乙28の2)

Stampy_K
(乙14)リフレッシュ(乙
/2002(乙65)

14)
/2001
(乙71)

1998(乙15)

<ョ>
本件タイプフェイス

CAMELOPEN(乙14)/2002(乙46)

Largo-OL(乙14)/2002(乙47)

BiscuitBank(乙AstroN(乙14)/
14)
/1998
(乙79)1998(乙80)

M15_TURBANCHAMPION
(乙14)
/GSP-radeゲスプレイド)乙14)


/2003
2000(乙87)

(乙88)

<ラ>
PHANTOMK(乙Technopolish(乙HappyFrame(乙本件タイプフェイ

14)/2000(乙2814、乙57)/199814、乙72)/2000の2、乙73)

(乙57)

(乙72)

<ル>
PHANTOMK(乙
本件タイプフェイ

14)/2000(乙28
の2、乙73)

ガーデン(乙15)フィールド(乙15)
/1998(乙15)

/1998(乙15)

<ロ>
PHANTOMK(乙Technopolish(乙HappyFrame(乙本件タイプフェイ

14)/2000(乙2814、乙57)/199814、乙72)/2000の2、乙73)

(乙57)

(乙72)

<->
本件タイプフェイパレード(乙15)ガーデン(乙15)クラフト(乙15)
/

/1998(乙15)

/1998(乙15)

<濁点を繋げている点について>
本件タイプフェイス

1998(乙15)

カタカナナンバーナイン(乙17)/2002(乙93)

カタカナパイプ(乙17)/2002(乙94)

カタカナランナー(乙17)/2001(乙95)

ワイヤーカタカナ(乙17)/2001(乙96)

CLEARKANATYPE(乙17)/1998(乙97)

ワンピース(乙18)/2003(乙18)

りゅうせんHir(乙14)/2003(乙83)

曲水M(乙15)/1998(乙15)

<A、a>
本件タイプフェイRoadsterismWideCanstopス
(乙14)
/2000乙(乙14)/20072002(乙33)

27)

(乙14)

本件タイプフェイPollyanna(乙14)

RemixDroga(乙14)/

/1999(乙31)

ITCSerifGothicMaximumline
Black(乙15)/Speeder(乙14)/
1998(乙15)

2002(乙35)

<B、b>
本件タイプフェイPHANTOM(乙BLOCKISM(乙Pollyanna(乙14)ス
14)/1999(乙2814)
/2004
(乙29)/1999(乙31)
の1、乙28の2)

M09_ICE

ITCBauhausBold

CLIMBING(乙(乙15)
/1998乙

14)
/2000
(乙85)15)

本件タイプフェイSugarBoy(乙14)Pollyanna(乙14)ス
/2001(乙24)

/1999(乙31)

AntiqueOlive

Serpentine

CAMELIAregular
(乙14)
/1999
(乙
42)

<c>
本件タイプフェイ

BoldITCHumanaSans

NordItalic
(乙15)Oblique
(乙15)
/BoldItalic(乙15)
/1998(乙15)

1998(乙15)

/1998(乙15)

<D、d>
本件タイプフェイPHANTOM(乙BLOCKISM(乙Pollyanna(乙14)ス
14)/1999(乙2814)
/2004
(乙29)/1999(乙31)
の1、乙28の2)

M09_ICE

ITCBauhausBold

CLIMBING(乙(乙15)
/1998乙

14)
/2000
(乙85)15)

本件タイプフェイSugarBoy(乙14)Pollyanna(乙14)ス
/2001(乙24)

/1999(乙31)

CAMELIAregular
(乙14)
/1999
(乙
42)

<e>
本件タイプフェイPHANTOM(乙disc_black
(乙14)disc
(乙14)
/2000

14)/1999(乙28/2000(乙41)

(乙44)

の1、乙28の2)

Largo-OL(乙14)DefacticaOutlineBlock/2002(乙47)

Black-

(乙14)
/2001乙BitA12(乙14)/

49)

2002(乙84)

<F>
MOULDISM
本件タイプフェイROUND

ITALIC

(乙14)
/1999乙

19)

PHANTOM(乙ITCBauhausBold
14)/1999(乙28(乙15)
/1998
(乙
の1、乙28の2)

15)

本件タイプフェイ

AntiqueOlive

Avenir

(乙14)
HeavyPHANTOM

NordItalic
(乙15)Oblique
(乙15)
//1999
(乙28の1、
/1998(乙15)

1998(乙15)

乙28の2)

<g>
本件タイプフェイEGOISTISM

PHANTOM(乙SMARTISM

LEANING(乙14)14)/1999(乙28TypeA(乙14)//1999(乙20)

の1、乙28の2)

1999(乙30)

Pollyanna(乙14)LayerfaceSolid
(乙Droga(乙14)/CAMELIAregular
/1999(乙31)

14)
/2003
(乙32)2002(乙33)

(乙14)
/1999
(乙
42)

<h>
本件タイプフェイ

Maximumline

ITCAvantGardITCBauhausBold

Speeder
(乙14)
/BoldOblique(乙(乙15)
/1998
(乙
2002(乙35)

15)
/1998
(乙15)15)

AntiqueOlive

Avenir

<I、i>
本件タイプフェイ

本件タイプフェイ

BlackITCAvantGard

NordItalic
(乙15)Oblique
(乙15)
/BoldOblique(乙
/1998(乙15)

1998(乙15)

15)
/1998
(乙15)

AntiqueOlive

ITCAvantGardRussel

Square

NordItalic
(乙15)BoldOblique(乙Oblique(乙15)//1998(乙15)

15)
/1998
(乙15)1998(乙15)

<k>
本件タイプフェイ

EGOISTISM

PHANTOM(乙

LEANING(乙14)14)/1999(乙28
/1999(乙20)

の1、乙28の2)

speedstar(乙14)
/1999(乙39)

<l>
本件タイプフェイPHANTOM(乙SMARTISM

BEATMAPISM

14)/1999(乙28TypeA(乙14)/Curve(乙14)/の1、乙28の2)

1999(乙30)

DefacticaOutline
(乙14)/2001
(乙49)

1999(乙36)

<M、m>
MOULDISM
ROUNDITALICCAMELOPEN(乙

本件タイプフェイス

(乙14)/199914)
/2002
(乙46)
(乙19)

Largo-OL(乙14)BiscuitBank(乙AstroN(乙14)//2002(乙47)

14)
/1998
(乙79)1998(乙80)

M15_TURBAN
CHAMPION(乙
14)
/2000
(乙87)

GSP-rade(ゲスプ
レイド)
(乙14)
/
2003(乙88)

<n>
MOULDISM
本件タイプフェイROUND

ITALIC

(乙14)
/1999乙

19)

DefacticaOutlineITCBauhausBold(乙14)/2001(乙15)
/1998
(乙
(乙49)

15)

<o>
本件タイプフェイ

AntiqueOlive

Serpentine

Bold

NordItalic
(乙15)Oblique
(乙15)
/
/1998(乙15)

1998(乙15)

AachenBold(乙
15)
/1998
(乙15)

<P、p>
TRANSPORT

X
BoldOblique(乙

本件タイプフェイス

14)
/2004
(乙22)

hayasaw(乙14)
/2000(乙38)

CAMELIAregular

Gear

Pollyanna(乙14)
/1999(乙31)

ProportionDefacticaOutline

(乙14)
/1999乙(乙14)/1999(乙14)

/2001
(乙
42)

(乙43)

49)

<r>
MOULDISM
本件タイプフェイROUND

ITALIC

(乙14)
/1999乙



19)

PHANTOM(乙DefacticaOutline
14)/1999(乙28(乙14)
/2001
(乙
の1、乙28の2)

49)

<S、s>
AachenBold(乙
本件タイプフェイス

Serpentine

Blod

Oblique
(乙15)
/
1998(乙15)

15)
/1998
(乙15)

speedstar(乙14)abc,NO11(乙17)
/1999(乙39)

/2002(乙101)

AntiqueOliveNord
Italic(乙15)/
1998(乙15)

<T、t>
本件タイプフェイ

本件タイプフェイ

AntiqueOlive

ITCAvantGard

NordItalic
(乙15)BoldOblique(乙
/1998(乙15)

Avenir

15)
/1998
(乙15)

BlackITC

SugarBoy(乙14)
/2001(乙24)

HighlanderMaximumline

Oblique(乙15)/BoldItalic(乙15)Speeder(乙14)/1998(乙15)

/1998(乙15)

2002(乙35)

AntiqueOlive

ITCAvantGardITC

<u>
本件タイプフェイ

Bauhaus

NordItalic
(乙15)BoldOblique(乙Heavy(乙15)/
/1998(乙15)

15)
/1998
(乙15)1998(乙15)

<v>
本件タイプフェイCITYregular(乙CAMEL

OPENabc,NO11(乙17)

14)
/2000
(乙40)(乙14)/2002/2002(乙101)
(乙46)

abc,NO4(乙17)Romantic(乙17)
/2002(乙99)

/2002(乙100)

<w>
MOULDISM
本件タイプフェイROUND

ITALIC

(乙14)
/1999乙

19)

BiscuitBank(乙AstroN(乙14)/
14)
/1998
(乙79)1998(乙80)

CAMEL

OPEN

(乙14)/2002
(乙46)

M15_TURBAN

Largo-OL(乙14)
/2002(乙47)

GSP-rade(ゲスプ

CHAMPION(乙レイド)
(乙14)/
14)
/2000
(乙87)2003(乙88)

<Y、y>

本件タイプフェイ

本件タイプフェイ

ITCBauhausBold
(乙15)
/1998乙

15)

Russel

MOULDISM
ROUNDITALIC
(乙14)/1999
(乙19)

Square

Oblique(乙15)/
1998(乙15)

MOULDISM
ROUND

ITALIC

(乙14)
/1999乙

19)

CAMELIAregular
(乙14)
/1999
(乙
42)

CAMELIAregular
(乙14)
/1999乙

42)

<Z>
MOULDISM
本件タイプフェイROUND

ITALICSugarBoy(乙14)Largo-OL(乙14)
(乙14)
/1999乙/2001(乙24)

19)

/2002(乙47)

<1>
ITCAvantGardBEATMAPISM

本件タイプフェイCIRCUITISM(乙

14)
/1999
(乙23)

BoldOblique(乙Curve(乙14)
15)
/1998
(乙15)/1999(乙36)

<2>
本件タイプフェイ

Serpentine

BoldEGOISTISM

Oblique(乙15)/LEANING
(乙14)
1998(乙15)

/1999(乙20)

BLOCKISM(乙
14)
/2004
(乙29)

<3>
本件タイプフェイ

ITCBauhausBoldSerpentine

(乙14)
BoldPHANTOM

(乙15)
/1998乙Oblique

(乙15)
//1999
(乙28の1、
15)

1998(乙15)

乙28の2)

<4>
本件タイプフェイ

TRANSPORT

XRoadsterismWide

BoldOblique(乙(乙14)/2000
14)
/2004
(乙22)(乙27)

CAMELOPEN(乙
14)
/2002
(乙46)

<.>
本件タイプフェイSugarBoy(乙14)Pollyanna(乙14)ス
/2001(乙24)

/1999(乙31)

BEATMAPISM
Curve(乙14)/
1999(乙36)

以上

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